かつてジュリアナ東京の立役者として一世風靡(いっせいふうび)したグッドウィル・グループ折口雅博代表取締役会長が、違法派遣を繰り返し行っていた事で、グループの代表権を今月末で返上すると発表した。
介護事業で不正な事業内容が発覚して他の事業グループに事業を譲渡したと思ったら、又違法な二重派遣や、建設や港湾といった禁止業務への派遣が89事業所に上っている。
『危険な高所作業をさせられた』と言う派遣労働者の通報で発覚したり、湾岸業務への派遣は安全面の配慮から禁止されているにも拘らず20代の男性が湾岸作業で足の骨を折る事故にあっていた事が発覚した。
適切な派遣元責任者がいないケースも118事業所に上っている。
しかし会長職は続ける為、創業者でオーナーの折口氏が実質的に経営トップに留まる処分である。
こういった事は以前から書いているが、赤福、船場吉兆にしても今回の違法派遣にしても、結局一番の犠牲者はそこで働く人たちである。
今回の事業停止命令が出されれば、1日3万人近い派遣労働者のかなりの仕事が失なわれる事になる。
ドウィルは他社の仕事を紹介したりして就労機会の確保に努めるとしているが、全員が新たな仕事を紹介されるかは不透明である。
今回の事もあって、明日からのグッドウィルの株は暴落するに違いないと思われる。
ひょっとすると、会社そのものの存続が危うくなる事も想像され、倒産に追い込まれる危険性もあながち否定出来ない。